テイクアウトと同様『出前』は店舗でお客さんが召し上がることなく、 売り上げを伸ばす手段として、小規模飲食店では、昔から積極的に行われてきました。 しかし、ここにきて出前の状況も変わりつつあります。
電話一本で自宅でお店の味が楽しめると人気を博していた、 出前ではありますが、中食産業の発展とともに、その昔ながらの システムが崩壊されつつあります。
特に『コンビニエンスストアー』の発展が目覚しく、出前を行う店では かなりの割合でそちらの『お弁当』に流れているような気がします。 また、デリバリーと呼ばれる(要するに出前ですね)寿司、ピザなどのチェーン店 などによる競争も原因の一つとして挙げられるでしょう。
しかし、私のお店然り、出前であっても注文がまとまれば、 それなりの売り上げは確保できるものです。 特に20年ほど前は出前の売り上げが8割近くある事もありました。 そのころは、コンビニもありませんし、デリバリーという言葉すらありませんでしたから(汗)
そうです、まだ『ラード』を背脂を溶かして作っていたころの話です。 今は、出前が3割ぐらいでしょうか!それでも、昔からのお客さんとその次の世代にわたり かわいがってくれているという事から、出前の売り上げも安定してはいます。
が、・・・
この出前には大きなデメリットが存在します。
それは、人手の問題と交通事故による目に見えないリスクです。
例えば、昼時、お店にはたくさんのお客さんが来店します。 と同時に電話がジャンジャン鳴り響くという状況になります。
当然ラーメンですと”作りおき”はできませんので、一番忙しいさなかにそれら すべてをこなすという事になります。しかも、出前に出る人が一人専属になりますので、 その分の人件費がかかり、一番の繁忙時にお店に人が一人かけるという、とても効率の悪い 形態にならざるおえません。
さらに、ラーメンは伸びれば伸びるほど味が落ちてしまいますので、 急ぐあまり、「交通事故」(めったな事はないですがリスクにはかわりありません)の危険性は避けられません。
デリバリーを謳うお店では、店舗にお客さんが入り食事をするということが ありませんから、出前に集中できますが、一般のお店では、その両方をこなさなくては なりませんから”慣れ”ていないととんだトラブルになってしまう恐れもあります。
夜の営業は若干時間に余裕がありますので、昼のようなことはありませんが、 核家族化が進んだ今日では、一般家庭の注文数が少なくなり、とうていお勧めできる システムではありませんね。
でも、一人暮らしのご年配者などには大変ありがたがられていますよ^^ (利益はありませんが・・・)